野球ノートとは・・・?

野球に関わらず、全てのスポーツにおいて、「努力すること」「継続すること」は必要不可欠な要素と言えます。
「継続は力なり」と言いますが。よく記録を出したり、賞を獲ったアスリートが、あきらめなかったことを成功の条件にあげます。
ところがあきらめる人にしてみれば、その成功者たちには自分にはない特別な才能があるのだろうと思いがちです。
しかし、あきらめなかった成功者たちはそうではないことを自分の頭と心と身体で知っています。
あきらめる人は持てる力を全部使っていない。つまり自分の力を持て余した状態であきらめているのではないでしょうか。
「継続は力なり」・・・・それ以上に「継続しないと力を失う」と言えます。
あきらめないことは意志だけの問題ではありません。あきらめない方法、あきらめたくない方法があるのです。
あきらめない方法をとらずにあきらめるなというのが酷なのです。

☆明確な目標を持つこと。
☆毎日少しずつでも、継続すること。
☆自分を振り返り、また目標を再確認すること。

それらの「継続」するためのプロセスを訓練するためのツールが、この『野球ノート』なのです。

さらに、この野球ノートを書くことによって、選手本人と監督やコーチそして親との三者が『目標=夢』を共有するための
コミュニケーションツールとなり、その記録が将来子どもたちの宝ものとなって欲しいという希望を持って、このノートを
企画作成しました。

夢をかたちに・・・!!

あなたの夢は、どんな夢ですか?夢というと『プロ野球選手に
なりたい』とか『メジャーリーガーになりたい』『甲子園に
出場したい。』そんな大きな夢もあります。
でも、夢は必ずしも大きくなくてもいいと思います。
たとえば、こんな夢…
『1試合1本必ずヒットを打ちたい』『見逃しの三振はしない』
『エラー0を目指す』など、他人から見たら「なんだそんなこと」
と思えるような 小さなことでも、それは立派な“夢”ですよね。
大切なのは、〜したい、〜がほしい、〜になりたい…。
そう思う自分の気持ちです。そんな小さな夢なら、きっと
実現も簡単。でも、夢を叶えることが出来たという事実は、
確実に自分の“自信”となって毎日がとても楽しくなり、
またきっと次の 夢を見つけたくなるでしょう。

さあ、夢をもう一度考えてみてください。
きっと沢山の夢が皆さんにもあるはずです。

目標を設定するために

【第一の問題】
まず目の前の目標に向かって努力します。その目標が妥当かというのが第一の問題。
挑戦目標は簡単でも困難すぎても意欲が起こりません。それだけでなく、難易度と達成感のバランスが最適でないといけません。
野球をしたことのない人が、プロ並みの挑戦目標を設定しても、やる前にあきらめてしまいます。
初心者にふさわしい難易度と達成感が必要です。まずそれを整えましょう。
難易度と達成感が適正で、うまくいきそうだと感じると努力が楽しくなり、熱中するのです。
その段階では、難易度と達成感も考えずに打ち込むことでしょう。
余計なことを考えないこの状態のみが達成に到達する状態といえます。
そして自然に次のステップに行きたくなるのです。

【第二の問題】
第一の問題がクリアされることは、第二の問題が生じたことを意味します。
ここで能力が高まっているので、挑戦(目標設定)が低いとやる気が失せます。
逆に能力が高まっていないのに、挑戦目標だけが高くなってもついていけず、やはりやる気が失せます。
つまり、どちらの場合も継続できないのです。

継続するには、能力に応じた挑戦(目標設定)が必要なのです。
ここで大切なのが、能力と挑戦目標のフィードバックがきちんとされていることです。
そして、能力に応じた挑戦(目標設定)があれば選択肢は、挑戦するか、やめるかのふたつしかありません。
しかし、それがすぐ手の届きそうな目標であればクリアすることが楽しく思えるので、挑戦を選択するでしょう。
そして挑戦によって自分の能力を楽しみ、さらに大きな挑戦と能力を求めるようになり、自分でも成長を実感します。
その実感を味わい充実感を得ること。これが継続する道です。

「継続は力なり」と言いますが、ただいたずらに継続を促したり、自分で自分にムチ打ってもつらいだけです。
継続は楽しいからするのです。その楽しさは外側から与えられるものではなく、自分の内側から起こることです。
なぜ楽しいのかと言うと、「能力×挑戦=無我夢中」の構図で楽しくなるようにしているからです、

人は年齢と共に、挑戦する意欲も失いがちですが、それは挑戦しないことに慣れてしまって能力を磨いていないからです。
能力を磨いていないと挑戦できなくなります。この点からも、継続をやめてはいけないことが明らかです。

 

夢の実現までのプロセス

目標達成img

P.D.C.A.が夢の実現サイクル

PDCAサイクルimg

さあ、実行しよう!

夢は思い描いているだけでは、なかなか実行もできず実現しませんが、ノートに実際に書いて、
何度も目に入れることで、自ら動こうという気になります。
夢に近づくための具体的なプランを考えるだけでも、夢の実現のためには必ず役に立ちます。
夢を叶えるかどうかは、本当に自分次第です。だからこそ、自分次第で叶えようともせずに
終わってしまう場合もあるのです。
より、実現化を目指すためにも、身近な人に宣言するようにしましょう。
「今度の試合で必ずヒットを打つ。」と、宣言して、それまで練習に打ち込むのです。
そして、毎日素振りを続け、有言実行することです。
多くのアスリートは、『プロ野球選手になる!』『オリンピックで金メダルを取る』と子どもの頃に
宣言し実行しています。そして、誰もが口を揃えて言うのです。
『誰でも一生懸命頑張れば、必ず夢は叶います。』と。
行動に起こすか起こさないかというだけでも、夢に近づいているのです。
おそろしいことは、ダラダラ過ごして何も行動しないことです。
ぜひ、このノートに一言書くことから実践してみてください。